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Q11 市販の薬にも禁止物質は含まれていますか?
A11  市販の総合感冒薬のほとんどにはエフェドリンなどの禁止物質が含まれています。葛根湯など一部の漢方薬には麻黄を含むものがありますが、麻黄には禁止物質のエフェドリンが含まれています。また、市販の胃腸薬の中には禁止物質の興奮剤ストリキニーネ(ホミカ)を含むものもあり、要注意です。
 強精剤の一部には禁止物質のメチルテストステロン(蛋白同化剤)が含まれています。海外でサプリメント(栄養補助食品)として市販されているDHEA(デヒドロエピアンドロステロン)および6-OXOは禁止物質です。また、鼻炎用薬、痔の薬には副腎皮質ステロイドを含むものも多く、注意が必要です。
 海外で市販されている鼻づまりの吸入薬の中にはデソキシエフェドリン(覚せい剤)の含まれているものがあり、ドーピングだけでなく日本国内への持ち込みも禁止です。
 市販の薬やサプリメントを使用する際には必ず成分を確認し、ドーピングに詳しい医師または薬剤師に相談してください。